友人が薦めてくれた本、読みますか?
友人に薦められた本、世間ではどのくらいの人が実際に読むのだろうか。
最近、ある友人にオススメされた本を読んだ。
ここ一、二年でブームにもなっているミニマリストに関係する本、
『服を買うなら、捨てなさい』(地曳 いく子)だ。
こういった 生き方のHow To本 、みたいな本。
たくさんたくさん書店で見かけるが、
似ている本が多くて、興味はあったけど手が出なかった。
でも、友人に薦められるということは、
自分の友人がいいと思った=一つのとても信頼できる基準をパスしている から、
本への信憑性が一気に増す。
そして、この本を薦めてくれたのは
アパレルに関係する企業に勤める友人。
服に関心を持つ人が集まっていて、おしゃれな人もたくさんいるアパレル関係の職に就く彼女が「服を捨てなさい」と言ってしまう本を薦めてくること自体にも興味を掻き立てられて、友人とのご飯のその場で即購入。
作者の考えはもちろんのこと、そんな友人による批評解説まで付いてくるのだから、なんだかお得な気分。
ここまでは、本を選ぶ指標になるという意味での、友人に薦められた本のいいところ。
そして、薦められた本はその友人のことをもっともっと知れる機会にもなる。
友人の”営業トーク”を聞いてからその本を読むと、
彼・彼女が、その本の中のどこに注目して読んだか、そしてどこに心惹かれたかが分かり、
自分の友人の関心事項が明確になってくる。
これは、繰り返せば繰り返すほど分かってくるし、その関係が長いこと続けば興味対象の変遷を追うことも可能だ。
友達の考えそうなことがわかってくると、プレゼントをあげるときや、言葉をかけるとき、
きっと以前よりも、その人を喜ばすことが出来るだろう。
最近は本のアプリStandとか、本を紹介できるSNSがたくさん出現しているが、
その面白さもこういった所にあるのかもしれない。
実は、本も知りたいけど、人も知りたい。
やっぱり本は人がつながる機会を与えて、方法ともなるんだ。
私が今お勧めする本は、 あなたが友人から薦められた本 です。